104回目の更新。引き続き会津紀行をあなたの心に届けます。
連休前に走行距離総数23.000㎞を走破しましたので、私はゴールデンフィークは自宅で過ごしました。近くでの自撮りと写真加工に興じていましたよ^^
いよいよ今日からお勤めの方は、仕事に再復帰と言ったところでしょうか。
家族サーピスやイベント、そして旅行などいろいろとお疲れかと思います。
毎年こうして大型連休が来るということは、「楽しみの一つである」とお考えの
方も多かろうと存じます。
しかし近年は祝日が多くなってきましね。日本はそんなゆとりができたのでしょうか。
≪働き過ぎの日本人≫として結構世界中から揶揄された時期もありましたよね。
今や≪ゆとり世代≫の方たちも20~30代になっていますでしょうか…。
そういえばこの国は「今日は…の日」とネーミングするのが好きですよね。
昨日は5月6日でした。その5と6の組み合わせで「コロッケの日」だと言うんですね。
そういうアイデアマンがいらっしゃるのです。
世の中はシリアスに考え過ぎず、こうした楽しい暮らしもあってしかるべきでしょう。
私は以前にも申し上げましたように、テレビを観る習慣がありません。
必要がないから5年前にテレビを処分しました。
それは私の生活習慣を一変しました。番組を観て無駄に過ごす時間が無くなった分
自己啓発というと大袈裟かもしれませんが、貴重な経験をこうして積んでいる訳です。
さて前置きが長くなりました。
「会津紀行」の続編を綴りたいと思います。
第1話 ~その③~
日本第4位の湖「猪苗代湖」 そして2つの顔を持つ「磐梯山」心を寄せて
標高1.816mの三角錐の山の形をしている。
日本一の富士山(標高3.776m) にはかなわないが、その三角の形から『会津富士』とも
呼ばれている。
1.888年に大噴火を起こし、一部は山体崩壊した。
それが通称「裏磐梯」である。
表磐梯は、猪苗代町や磐梯町から望むと、女性らしいなかなかセクシィな形をしている
が、裏磐梯の北塩原村から望むと、山体崩壊によってえぐられたその姿は荒々しく、
男性的な要素を彷彿させる。
写真の表磐梯は、猪苗代町からの眺望である。
その裾野から猪苗代湖の湖岸まで、なだらかな丘陵地が広がり、そのほとんどが
田園地帯。この田園の春・夏・秋・冬の四季が素晴らしいのだ。
それぞれの季節にこのエリアは熱い鼓動を感じされてくれる。
だからシーズンごとに訪れることは格好のスポットではなかろうかと思う。
その丘陵 (とはいっても平地に近いのだが…) 猪苗代町の人たちが住む一角が
ほぼ中央にある。
旅人として出かけてもショップはたくさんあるから不便ではない。
この町に限らないのだが、集団で人の住むエリアとは、ある程度ひとかたまりに
なっていることが多い。確かに東京や大阪、名古屋など大都市では延々と町並みが
広がっているが、こうした地方では、そのように人が集まって暮らすというブロック
現象があるのは事実だ。
これはこれで面白いもので、ひとたびその町のエリアをはずれると、また新しいブロッ
クに入っていくのだから、いつもワクワクする。
クルマを裏磐梯へと走らせてみる。
穏やかな坂道を登っていく。
私のクルマは今時珍しい5速ミッション(マニュアル車)で同じ車種を10年乗り続け、今や
走行距離のオドメーターは140.000㎞に達しようとしているが、この坂道を最低でも4速
ギアで登り切ってしまう。と、いうことは表磐梯から裏磐梯まで、さほど急坂はないと
いうことだ。
やがて『五色沼』に辿り着く。
私は30代の頃、ここで自転車をレンタルしてこの五色沼周辺をサイクリングした経験が
あるが、今はなぜかバイクには乗りたくないなという年齢に差し掛かってしまった。
「すっごーい! なに…このグラデーション…」
「ああ、そうだな。久しぶりに訪れたけど、あの時のままだな。」
「マコト、そうよね。でもね、自然はゆっくりと変わっていくわ。
人の心と体は、この自然界よりももっと早く変わってしまうの。
辛いけどこれが私たちの運命よ。
でもこうして素晴らしい景色が見られるということは、私たちが生きているから。」
メイはそう言って、自然の恵み、命の息吹と自分が生かされてもそしてここに来られた
ことに感謝した。
「メイ姉ちゃん、ワタシとっても感動! マコトさん連れてきてもらってアリガト^^」
メグミにとって初めて見るこの光景は、さぞ彼女の胸の中に焼き付いたに違いない。
ただマコトは過去の自分をその沼の色と照らし合わせていた。
「随分と生きてきたな。だがもう二度とこの場所へは来れないと思っていたから
人生とは不思議なものだ。だからこれからもやってくる我が人生の経験を受け入れて
いこう…」
さてこの五色沼は、磐梯山の噴火で水がせき止められてできたものだが、正式には
『五色沼湖沼群』という。
2016年に、ミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定された。
これは別名『神秘の湖沼』と称され、沼によって、<エメラルドグリーン>
<ターコイズブルー><コバルトブルー><パステルブルー><エメラルドブルー>と
まったく色が違う、不思議でかつ妖艶な雰囲気を漂わせている。
まあ決してスピリチュアルなものかという訳ではないが、ここに地球の自然の醍醐味、
そして「妖精がいる?」っていう想像もさせてくれる。
この裏磐梯では、いろんな所にそうした隠し味が残されているのだ。
他にも多くの湖や沼が群生しているので、それは次のブログでその続きを紹介したい。
それでは次の更新まで ごきげんよう メイ♪