115回目の更新です。我が故郷、静岡では今日は物凄い大雨に見舞われたらしい。こちらも未明から雨です。
久しく東京へは行ってませんねえ…だから想像しながらショートストーリーと写真を作っちゃいました^^
昨日の夕方、雲行きがおかしいなと思っていたら、やはり大雨となりました。
今夜は31㎞離れた、中学生のお家で家庭教師の仕事があります。
途中には、とてもやっかいな「藤峠」がありまして、冬以外はそれでも快適なのですが
大雪の日ではいくら除雪が進んでするとはいえ、結構この峠を越えるのはいつも緊張。
温かい地方で暮らしていましたので、今も雪道になかなか慣れません。
だから今の季節が私には心身共に最高なんです。
さて前回より引き続き「会津紀行」を載せていきましょう。
「会津紀行」 第4話 ~その⑤~
若松市内を歩くと、そこにはいにしえの浪漫ぱかり。町も建物も、そして人々も。
会津若松駅の正面から見る駅舎の姿だが、「あれ?どこかで見たことがあるな」と
その記憶を辿ったら、静岡県の三島駅の南口の駅舎によく似ているのである。
大きな切妻屋根はテリ(なだらかにカーブを描いて沿っている屋根形状のこと)を
強調させている。
三島駅の場合は、ここに出雲大社の分社として「三島大社」という大きな神社があり、
三島駅はそのモチーフをかたどっている。
対して、会津若松駅は「鶴ヶ城」をイメージしたものなのであろうか。
いずれにしても、駅舎の建築デザインというものは、その土地ならではのイメージや
モチーフを醸し出しているのかもしれない。
会津地方は、主要な幹線道路「東北自動車道」や東北新幹線が通る郡山市・福島市と大
分かけ離れた地域なので、都心に行く場合には、例えば東北新幹線で行く場合には、
JR磐越西線を使って郡山まで行き、乗継をしなければならないが、バスタ新宿への高速
バスという安価な運賃でいける交通網は発達している。
また東武鉄道との連携により、東京浅草への特急リバティが本数は少ないがそれも選択
肢の一つとなる。
実はこの駅は「歴史と文化、そして伝統が息づく街の玄関口の駅」と言って、東北の駅百選に選ばれるほど人気が高い。
会津のご当地名物「赤べこ」(べことは牛のこと)が首を振って、人々を歓迎する。
会津バスは「はいから号」と言って洒落たデザインのバスが市内を走る。
"はいから" とは、大正時代のお洒落な美女さんたちのことを言い表している。
今風に言うと "ギャル" でもこの言葉ももう古いかもしれない。
今の時代は、お洒落な女の人たちを何というのだろう…? そんな大したことでもない
ことを私は妙に考えてしまった。
この会津若松駅は、東京に限らずJR磐越西線とと只見線で新潟方面にも行ける。
ただ今残念なのが只見線だ。水害によって途中の路線が途切れているからだ。
今その復旧工事の要請が認められ、近年中には新潟魚沼を通過し再び新潟県と結ばれ
ることになるであろう。
続く…
今日の紀行文はここで終えましょう。長い文章ですと飽きちゃいますものね。
今回のの最後に「光」をテーマにしたポートレートをご紹介します。
それでは次の更新まで ごきげんよう めい♪