mei_megumi’s blog

私の世界観、スローライフの薦め

131回目の更新です。会津もいよいよ空から涙が落ちる本格的な梅雨。「会津紀行」の再開です。

本日より「会津紀行 第8話~柳津町~」の生原稿をお送りしましょう。仏と温泉町の融合した素晴らしい所です。

降り続く雨は、梅雨と言う日本独特の季節。梅雨前線が北上して北海道を除く各地に恵

みの雨となって降り注いでいます。

こんな日は温泉巡りなんて、なかなか乙なものなのかなぁと思っています。

さて今回から「会津紀行」は柳津町へと物語は進みます。

 

会津紀行」 第8話 ~その①~

 

菩薩と湯の町、赤い欄干にときめく旅情。それが奥会津への玄関口の柳津町

西会津町の南側に位置する柳津町は、只見川沿いの温泉情緒の漂う風情がある。

朱色に塗られた歩道の手摺と欄干は、ここに熱き信仰心があると感じた。

その仏の教えの場の紹介は後にして、まずはJR只見線の「柳津駅」の様子を伝えたい。

私が初めてこの柳津駅を訪れたのは、夕日の逆光でピンクが更に透き通った桜の花びらが満開の日であった。

タイミングよく新潟行きの列車が今まさに到着したところであった。

大勢の高校生たちが駅舎から出てくる瞬間に立ち会うことができた。

彼らの顔は、夕日に照らされて誰もが赤く染まっていた。その色は若者らしい活力

満ちたものであった。

木造の平屋建ての柳津駅の建物(駅舎)は木造建築である。

外壁・内壁とも白い色で統一されている。

会津若松市大正ロマンを彷彿させる、ノスタルジックなムードが漂っていた。

なるほど…この駅は『東北の駅百選』に選ばれている訳だ。

駅前の広場に蒸気機関車の『C11』が静かに止まっている。というより眠っている感じ

だ。確かC11はSLのキングと言われていたと思う。Cとは大車輪の数で片側に3つの大型

車輪があることの呼称である。

デゴイチと呼ばれるD51はSLの貴公子と呼ばれたなかなかスタイルの良いイケメンの機

関車であり、Dとは片側に大車輪が4つあることを指す。

 

f:id:mei_megumi:20190616063342j:plain

いずれにしても今このC11は静かに佇んではいるが、いざという時少し整備すれば

この只見線を疾走できるに違いない。

 

続く…

 

以前にもYouTubeで「メイ会津の旅~後編」を公開しましたが、その映像の後半に

ここ柳津町をご紹介しています。

ぜひお時間がございましたら、再度訪れてみてくださいね。

なお近日中に、まだ公開していない「西会津町」の映像もYouTubeにアップロードいた

しますので、お待ちください。

 

それでは次の更新まで ごきげんよう  メイ

www.youtube.com