ゲェ! 原稿が、原稿が消えているぅ… そして入院だと!? 絶対にいやだ! と主治医に反抗した206回目の更新です。
まあ良くないことは重なるもので、この日の私はWパンチを食わされてしまいました。うーん…生きるって面倒くさいなという悪しき心根が再燃…
月一回の定期健診。一週間前に高熱を出し「肺炎」の診断が出たのですが大分その症状
は良くなっていたと信じていたのに、X線の結果、更に悪い方向に…
「えーと、入院ですね」
「えっ! それだけは勘弁してください」
「すると何ですか? 死んじゃってもいいですか」
「はい! いや…そうではなくて…」
押し問答の末、結局一週間更に様子をみて、来週の水曜日にX線で判断しCTスキャンで
より鮮明に解明して、その結果次第では「覚悟してください」
この鬼のような言葉には、主治医の先生の温かい愛情がいっぱいあるのは分かっている
のですが、入院の辛さと退院後の生活苦を知っている私にはどうしても拒否反応が出て
しまう情けない人間となってしまったようです。
いつもは平常心で沈着冷静にいられるのですが、病というのは身体だけでなく心も病ん
でしまうという一面がありますことを皆さまもどうぞ知っておいてくださいね。
さてこの日の病院の待合時間のとき、私はウルトラブック(ノートパソコン)に今の新小
説の原稿を綴っていました。もうそれは面白いように言葉が次々とそのパソコンの画面
へと吸い込まれていきました。
そうですねえ、400字詰めの原稿用紙でザッと15枚程でしょうか、6000文字入力するこ
とができました。
文章を書く時の基本『起承転結』の中の『転』に突入した訳ですね。
静岡から福島へ着任した初日の大騒動!
これが何と消えてしまったのです。
入院の事前要請が私の勘と操作方法を狂わせて、保存したはずのその原稿はSDカード
にコピーするときの不手際を生じさせました。
いつもならクラウド上にバックアップをしますが、今回はインターネットをオフにして
いましたので、バックアップもなくひたすらパソコンのどこかにきっとデーターが残っ
ていると信じ回復を試みましたが(10時間ほど)疲れました。
10時間もかけるならば、新小説の次の39ページから書き始めれば良かったですね。
ここに「面倒くさいな」という醜い心が表れてしまい、今はしきりに反省あるのみで
す。最初から書き直す勇気というものを教えてもらったような気がします。
よーく考え直すと、病院で書き綴った原稿には多分余計なことも書いてあったのかも
しれません。
「おまえもよく見直せよ。独りよがりの文章は誰も読まないぞ」
そんな忠告を与えられ、書き直しを命ぜられたのかもしれません。
ということで、本当だったらここで小説の連載だったのですが、またしばらく延期とい
うことで…すみませんです。
感情移入や、感情で物事を押し進めるとホント、いいことはありません。
それでは気分を取り直して、私の笑顔で今日はおしまいにします。
それでは次の更新まで ごきげんよう メイ♪