163回目の更新の今日、台風10号の影響でUターンの方々の不安が聞こえてきそうです。
ここ会津も、西からの風が吹いています。心なしか体感温度はいい感じ…^^ でも日中は暑いんです。はてさて今日はどこへ自撮り旅をしましょうか…。
夏をとても苦手とする私は、この季節が来るたびに憂鬱になります。
この世の我がレクイエム。荘厳のミサ曲が我が心に響きます。
この暑さは私の人生の終わりを告げるのか…。ちょっと大袈裟だったですね^^
今も先日訪れた、会津高原の涼しさの記憶を辿っています。
「会津紀行」 第16話 ~その③~
山には山の、川には川の、そして人には優しい暮らしの環境がそこにはあったのだ
国道121号線は、阿賀川と会津鉄道と共にくねくねとそのカーブを描く。
下郷町の豊成地区は昔からの街道筋の面影を今に残している。
比較的平坦な場所で、陽光の射す明るい雰囲気が私の心を安堵させる。
その国道沿いに「へいほう石」という標識の看板がある。
国道からすぐにそこに到着する。私は撮影のロケ地として、何回か訪れているが
今までそこに観光客の姿は見当たらなかった。
やはり "大内宿" や、"塔のへつり"などの有名な場所に訪れるのだろう。
ここはその通過点にすぎないというのは少々残念なことだ。
下郷町の伝説に触れ合うこともまた旅の醍醐味だと私は思うのだが…。
玄蕃(げんば)というキコリの怪男が村人を驚かせるために、120㎏もある
2つの石をお手玉をして持ち帰った。
また初めての相撲に勝ち、殿様からの褒美として一升の酒を3杯たいらげたという。
その時玄蕃(げんば)が発した言葉は、
「私は下戸でございます」と。
2つの石の一つだけがこの神社に祀られている。
ラクビーボールのような楕円形の形をしているが、本当にいかにも重たそうな
石である。
こうして力持ちの男の伝説は、ここ下郷町に限らず全国にある。
その代表的な人物が箱根の足柄の「金太郎」だ。
力がある、体力があるということは誰もが願うこと。
そういった願いがこの「へいほう石」という伝説の舞台を作ったに違いない。
続く…
次回は、下郷を代表する温泉地へと皆さまを誘い(いざない)ます。
まだまだ夏本番!
しかしススキの花もちらほらと見かけるようになりました。
それはやがてコスモスの花に続きます。
日本はこうして四季折々の命に囲まれている素晴らしきところ。
どうか皆様もすぐ身近にある景色を楽しまれてくださいね。
それでは次の更新まで ごきげんよう メイ♪