160回目の更新です。毎年恒例の報道って何だと思いますか? それは、帰省客で混雑する新幹線・空港・高速道路の映像なんです。
お盆は直接にはご縁のない私ですが、全国ではいろいろな催事がありますね。本当の意味はご先祖の霊が安らかになっていてほしい…という心の行事です。
伝統・文化そして祭事を守り続け、人間同士の心の尊厳を認め合う日本人は、本当に素
晴らしい民族なのだと、この季節が来るたびに私は感慨深く見守っております。
夏というのは、人を活動的にさせます。
例え酷暑といえども、それに耐えて頑張ることができます。
さて会津紀行の続きをどうぞ
「会津紀行」 第15話 ~その③~
東京から一番近い会津。それがここ、南会津町。クリアな視界が開けワクワクさせる町
私の故郷には、字こと違えど「南伊豆町」という海に面した気候温暖な町がある。
そこは伊豆半島の最南端で、黒潮の便りが届く太平洋に面している。
その広大な大海原を爪ヶ崎灯台からよく眺めたものだった。
それとはまったく逆なのが、この南会津町である。
南伊豆と南会津。"あ"という字があるかないかで大きく変わってしまう。
会津の南だからきっと南伊豆のように暖かいに違いないと思っていた。
ところがそうではないのだ。
屈指の豪雪地帯であり、冬の厳しさは奥会津の他の町村と同じであった。
だがその厳しい条件の中で、人々は古来から開拓して現在に至っている。
東京資本のホームセンターやコンビニは3件、大手スーパーマーケットも
その広大な敷地に軒を並べて、人々の暮らしに貢献している。
これもまた、そうした人々の努力と英知の賜物であるのだ。
南会津の山々はそうした人間の暮らしを静かに観察している。
今、南会津町に大きな災害がないということは、山の神々の怒りを買うような
行いをしいてないこの町の人の正しい生き方、そして厚き信仰心を持ち続けているから
に違いない…と。
おわり
南会津の紀行文はここでひとまず終わりとします。
出版される本の中には更に文章を加わえていきますのでお楽しみに。
次回は、この町の東側に隣接する「下郷町」
ここもとても素敵な場でしたよ^^
それでは次の更新まで ごきげんよう メイ♪