143回目の今日は、朝から冷たい雨…。私は4時に起きて今もなお元気に執筆しています。
昨日、裏磐梯へと行ってまいりました。そして秋元湖の湖岸の道路で思わぬハプニング。タイヤが側溝にはまった! 大変だぁ…
この湖の湖岸の道路はとても狭いので対向車が来たら嫌だな…と思っているとやっぱり
来るんですよね、対向車。
そしてガクンと側溝に左前のタイヤが側溝に。
対向車の人が気づいてくれて、「ああ! 大丈夫ですか」「はい」
そして二人して愛車の救出作戦開始です。
私はバックギアに入れて、その男の人は前からクルマを力いっぱい押して…。
5分間の救出ドラマでした。
「本当にどうもありがとうございました」
そしてその方の両手をお礼の意味で握手しました。
もうドキドキ! だってメイの恰好ですので^^
私を女性と勘違いして紳士的な扱いをしてくださいましたことに、申し訳ないやら恥ず
かしいやらで、どうせなら女の人になってやろうと高いトーンの声でお礼を言った訳で
すが、変装はバレなかったでしょうか…?
というアクシデントがありましたが、裏磐梯への取材と撮影は成功いたしました。
さて会津紀行、金山町のブログでの執筆も今日が最後。もちろん出版する際には更に書
き加えていきます。
「会津紀行」 第10話 その③
森の中からひっそりと妖精たちが顔を出している。いつこの私にいたずらしようかと狙っているのだ
沼沢湖のほとりから若干奥で構えている館、それが「妖精館」である。
金山町が運営している、大変貴重な金山町の宝でもある。
山々に棲む妖精をモチーフにしていて、ミステリアス&スピリチュアルなテーマを我々
にエスコートしてくれている。
森林の中だからこそ幻想的なのであり、東京のような大都会では絶対似合わないであろ
うその建物は外観からして妖艶な雰囲気に包まれていた。
パンフレットの写真を見ると、霧の中にうっすらと茶色の外壁のこの館が溶け込んでい
た。「まさしく何かがいる」そんな期待感をもたせる。
スピリチュアルもしくは霊的なものは古代から信じられている。
世界最古のサンスクリット語で書かれたインドのヴェーダンタ哲学にもそれが記述され
ているが、人間は神秘論者とその逆の非神秘的論者に二分されるが、私は前者を信じ
る。何故かというと私自身そういう哲学を学習していて、また私がこうして女装作家と
して活動することなどは全く考えることはなかった。
ところが降臨というのだろうか、今の姿になった自分は第2、第3の人生を送って
いる訳で、そうしたスピリチュアルな影響があるのではないかと思っている。
それは金山町に辿り着いたとき、顔の頬と背中辺りがゾクゾクっとした感覚を覚えたか
らなのだ。
さて話が自分に向けすぎたので、この町の魅力に戻りたい。
只見川を中心に多くの支流をもつ金山町はそれだけ山々が多いという解答になる。
人々は川の水の恵み、山の恵みを受けて古来からここで住んでいる。
金山町の交差点、まっすぐ行くと只見町から新潟へと向かうことができる。
左折すると昭和村を通過し南会津町、そして桧枝岐村を通過し尾瀬へと向かうことがで
きる。その先は群馬県を通り、首都東京へと道は通じている。
奥会津というのはその先も山?と思ってはいけない。
大都会に行く道でありながら、この大自然でしっかりと大地を足で踏んで根強く生きる
人々がここにいるのだ。
第10話 終わり
ここの妖精館は室内の撮影が許されていました。
しかし私は作品を敢えて撮影しませんでした。いくら許可されているといえども
金山町の財産です。従いまして室内の様子のみを背景をぼかして数々の貴重な展示品を
勝手に公開しないように守りました。
さて次のブログの予定です。
奥会津も残るは「昭和村」「南会津町」「桧枝岐村」の3つとなりました。
ここで会津北東側に戻るといたしましょう。
それが下のポートレートです。
それでは次の更新まで ごきげんよう メイ♪