144回目の更新の今日、雨の日曜日。しっとりとした空気の香りも、またいいものです。
今日の撮影のロケ地はもしかして変更? 曇った日というのは光が足りず、なかなか良い写真が撮れませんので…。
静かな日曜日の朝を迎えました。
そんな時ふと思い出すのが、若かりし頃に初めて訪れた裏磐梯のことです。
当時、静岡県から片道400㎞ほど長い距離をかけて走り続けたのですが、今では片道
66㎞程で、裏磐梯エリアに到着します。
その頃はまさか自分がその近辺に住もうとは、夢にも思いませんでした。
さて「会津紀行」はこうして裏磐梯への憧憬としての話を綴っていきましょう。
「会津紀行」 第11話 ~その①~
我が青春時代に会津と出会った所、そこが裏磐梯だった。まるで糸と糸とが繋がるように…
私が新婚時代の時、裏磐梯へキャンプに妻と出かけた。
今は既にその妻はいないが、二人の思い出の宝として私の心に閉まってある。
ランクル80にアウトドアの全てを積んで、初めて訪れるこの地をワクワクしながら
待ち続けた。
そしてそれは期待を裏切らなかった。
岩肌の荒々しい磐梯山は火山の爪痕を残している。
物理学にも精通している私にとっては、大自然の営みは大いに興味があるのだ。
富士山の麓で生まれ、仕事場は太平洋を見下ろすことができる伊豆。
そんな中でも、長野県の信州蓼科やこの会津に夢を馳せていたのは事実である。
磐梯朝日国立公園は自然な形で私を迎えてくれた。
それは私が「富士箱根伊豆国立公園」内にいたから何ら違和感はなかった。
ただ初めて聞く会津弁(東北弁)に新鮮さを感じたのは言うまでもない。
今では会津地方に住んでいるから、既にここの方言や言葉のイントネーションには
慣れつつあるし、時には私自身「…してくなんしょ」という、とても綺麗な会津弁を
意識して口に出す。
そうして地元の人とのコミニュケーションを図っている。
さて、この裏磐梯はこれまで綴ってきた奥会津とはまったく違う雰囲気を漂わせてい
る。まずは目の前に山々が急に迫ってくることはないのだ。
それは「河川」との関連性がある。
奥会津は「阿賀川」「只見川」という大河がそうした険しい山々を形成しているが
裏磐梯にはそうした大河はない。
深い森、豊富な水量は両者とも共通しているが、やはり違いというのは裏磐梯は
パノラマテックな眺望にある。
裏磐梯の湖沼群は、山梨の富士五湖に酷似していて火山がもたらす形成されたその
湖に神秘的なものをもたらしているのだ。
続く…
私の大好きな場所、裏磐梯は何よりもペンションが多いという事ですね。
ペンションブームという時代がありました。
その流行に乗って、都会から一部の方々がこうして素晴らしいロケーションをもつ
日本各地に宿初施設のオーナーとなった訳です。
今もなお経営しているペンションがあるということは、人が絶えずにこの裏磐梯へと
来ている証です。
まだまだこの地の紀行文は続きます。
ぜひ楽しみにお待ちくださいね。
秋元湖で撮影しましたポートレートの紹介で今日は締めくくるといたしましょう。
それでは次の更新まで ごきげんよう メイ♪