「やや! どうしたんだ今」訪問先の夜の玄関でつまづき再び大転倒。ようやく背中の痛みが治りつつあるというのに…295回目の更新です。
ホント、歳には勝てなくなりました。今までのような220km程の旅さえもできずに秋を迎え…でもね、大丈夫。心の持ち方次第で小さな旅でさえも大きな喜びになるのです。
すっかりと冷え込んでもうじき初雪が降るでしょう。スタッドレスタイヤに交換して、
クルマも冬支度完了。そして私も冬に備えて気分をチェンジ。
そんな中で起きる大小の怪我は日常茶飯事。大切にしなくちゃね、自分の体を。
今日のテーマは
「耐え抜くこと」
人生80年。
これは長いのか、短いのかと問われますと私は本当に短いものだなと感じています。
私たちは人間としてこの世に生まれました。
だが "この世"とは私は現実の世界と捉えていません。虚像空間あるいは偶像空間と
申し上げていいかと思います。
各駅停車の列車に乗り込んで、名もなき駅に佇んでいる。
この瞬間が今の人生なのではないのかと…。
私たちの体に宿る魂は、この世に必要な人間だから今を生きています。
そして魂の修業が終わったときに命が同時に絶ちます。しかし魂は生きていて次の時空
へと旅立ちます。
それは生まれ変わりかもしれませんし、「無」の中に永遠と入るかもしれません。
耐え抜くということはとても苦しいことです。
個人の自由が束縛されたり、欲求さえもが阻害されます。
特に今の世界の状況は、そうした忍耐そのものの現象が顕著に写し出されている訳です
ね。 仕事がない、お金もない、夜の自由がない、暮らしが窮屈だ…。
苦悩しているときは心の領域も狭くなってしまいます。
季節感など微塵も感じることなく、明日の我が身の在り方を心配します。
そしてその感情はどんどんネガティブなことへと膨張してしまいます。
そういうことを未然に防ぐには、やはり気分転換が大事。
それは何でもいいんです。自分の好きなこと、興味あることを再発見すれば良いので
すから、思う存分にエンジョイすることです。
秋のストリートは到る所で美しい紅葉が見られます。
きっと山では更に鮮やかで色とりどりの林が見受けられることでしょう。
「耐え抜く」
自然界に目を移してみてください。彼らは文句ひとつ言わずに四季の変化に合わせて
います。人間だけが不平不満を口にします。
「あの人がこう言った」
「この国のリーダーのせいで俺はこうなってしまった」
「あいつ、感染したんだってなあ。気を付けろよ」
いろんな言葉が世界中で飛び交わっています。
耐え抜く心得を知っている人々はそうしたことは言いません。無言で耐えます。
それよりも、更に心の幸福を求めて前向きに進んでいます。
「もうここから下は底はないのだから、上に登れば良いだけの話だ」
心がそういう状態になりますと、自然と大らかに、そして穏やかになっていきます。
先ほど述べた自然界のありさま。
例え人工林であっても、しっかりと根を張り生きています。
人もそうあってほしい…。
風雪に耐える動植物のように、ちっちゃなことにクヨクヨしないで堂々と生き抜いて
ほしい。
私は静岡にいた頃よりも会津に来て、いろんなことを経験しています。
仕事も暮らしも決して楽ではありませんが、その一人暮らしを十分に工夫しています。
やはりこうして作品集の数々を創り上げるのはこの上ない喜びですが、その影には
かつて愛猫たちとの生き別れや死を体験した悲しいものもあります。
それがただ悲しさではなくて、その子たちの魂が休まるようにと物語にしています。
それが私の心も休まるとき。そして何よりも悲しみから耐え抜くことの一つでもあるの
です。 "命あるもの、必ずその命は途絶える"
耐え抜く先には、あなたの希望が待ち受けています。
血潮みなぎる日が訪れ、豊かさが戻ってきます。そんな夢の日が待っているのです。
総論
耐え抜くというのは自分自身の力で行うこと
もちろん他の方の援助も必要な場面もあります。その人の言葉によって救われることも
あるでしょう。
しかし序盤から甘えの心がありますと絶対に "幸福だ"という精神には達しません。
耐え抜くことには限度はまったくないことを知ってください。
次から次へと難題が押し寄せてくるからです。でもそれはその人を成長させるためのも
の。たがらひるむことなくその難題に向かっていく努力が必要です。
人々は古来から事故・事件・災害などに巻き込まれました。
その度に人は成長してきました。そして今があるのです。
歴史街道のこんなモニュメントさえもが、そうした人間模様を見届けています。
歴史は常に「新しい生活様式」を伝えています。
大きな出来事はやはり明治維新でしょう。サムライを捨て去った江戸時代は西洋の文化
を取り入れ、それらを模倣してきました。
そして今また新たなライフスタイルとなりました。
しかしマスク姿の人々が世界中から消え去る日もそう遠くはないでしょう。
私の提唱する「スローライフの薦め」は、今この時こそ有意義に心に沁みることでは
ないのかと胸の中で考えています。
第3波の感染が叫ばれている中、どうか皆さまご無事・安全でいてくださいね。
自分の人生の夢途中で最悪の結果、命を落とすことはとても悲しいことですから。
それでは次の更新まで ごきげんよう メイ♪