更新56回目の今日は、私の住む街、「西会津町」のエッセイの公開です。
昨日は喜多方市。そして今日は西会津町。連続して未公開のエッセイです。ぜひイメージを膨らませてくださいね。
西会津特有の冬…。それは冬の季節は晴れ間が少ないということ。
モノトーンの世界が一日中私の目の前に繰り広げられています。
太平洋側で生まれ育った私には、この光景は新鮮に映ります。
正直に申しまして、最初にこの地に来たときは不安そのものでした。
しかし「この場所に慣れよう、溶け込もう」と常にポジティブでいたのです。
そして「それならばこの街のエッセイを綴って、気持ちの整理をしてみよう」と
思い立ったのです。
まずは、楽しんで作ったこの西会津のポスターです。公にするのは今日が初めて。
私はこうしたグラフィックデザインも得意としているのですが、これがなかなか仕事に結びつかない、いわば需要がない訳でして、仕事としてのデザイナーになれません。そこが私自信、とても残念なことです。本業に結びつけるのか、どうかという紙一重の世界がクリエイターなのです。
さて今回のエッセイ(随筆)は、その①→その②→その③→その④という、4部構成になっております。文章は続いていますので、その①からお読みくださいね。
それでは、写真の中のメイとマコト、そしてメグミがご案内いたします。
今カレンダーを見ていますと、あと一ヵ月後は3月18日です。その時は徐々に雪が去り始め、春の訪れが近づいてきます。
私の小説3部作には、この街の四季の流れ(変化)を随所に書いています。
春には春の、夏には夏の、秋には秋の、そして冬には…というように、小説には挿絵や写真などがありません。ですから綴った文字で読者の皆様が、どういうようにその季節感をイメージなさるのだろうかということを、とても大事な主眼として小説に季節感を演出している訳です。
文章の中には「接続詞」なるものを多用するのですが、ここが一番に慎重になるところです。「は」なのか、「を」なのか、「が」なのか、「に」なのか…というように、たった一文字の違いで、その文章は大きく意味が違ってしまいます。
ここが日本語の難しさでありまして、ただ単に文章を書けばいいってことではないのです。そして生徒たちにもそう伝えています。句読点の位置も、文節も、そして今申し上げました接続詞の文字を間違えなく書くこと…です。
こうした、なかなか難解な日本語を私たちは、さりげなく日常会話で使っています。だからこそ、言葉の力、そして言葉の美しさを決して崩してはなりません。
それでは次の更新まで、ごきげんよう