mei_megumi’s blog

私の世界観、スローライフの薦め

105回目の更新日の今日も、辺りは新緑の香りと共にあります。

本当に緑色というのは目に優しいものですね。また心も安定してきます。それでも季節というのは日々変わります。それは時計の針と共に。

 

新しく入社、または入学した皆さんはそろそろその環境に慣れつつあるのではないかと

思います。ただ怖いのが昔から言われている「五月病

<あぁ、俺(私)は本当にここの職場(学校)を選んで正解だったのか…>

でもその心の危機感を過ぎますと、やがて新たな展望が見えてきます。

その時を待つだけです。決して焦って結論を出すことは避けるべきでしょう。

 

さて「会津紀行」の記述はキレがありません。私は精力的にその執筆を手掛けておりま

す。今回も前回のブログの続きを載せましょう。

 

第1話  ~その④~

日本第4位の湖「猪苗代湖」 そして2つの顔を持つ「磐梯山」心を寄せて

 

この裏磐梯には代表的な湖が4つある。

それが最大の面積をもつ<檜原湖>、次に大きいのが<秋元湖>、そして<小野川湖>

一番小さいのは<曽原湖>だ。

その他、湖ではないのだが、<レンゲ沼>や<中瀬沼>そして名もなき多くの沼があち

らこちらに存在している。

それらはカラマツ林の中であったり、また水草の生える草原の中にあったりする。

この辺りは山間部であっても、なだらかな丘陵地であり、光を浴びながらの散策には

ピッタリである。

『自分を取り戻す最高の場所』と私は常に思っている。

 

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私は30代の頃、5回この裏磐梯でオートキャンプを楽しんできた。

当時は妻がいたので、その新婚時代に訪れた。また建築設計事務所を営んでいた時の

若いスタッフを連れて夜中に到着してテントを張った記憶もある。

このエリアにはオートキャンプ場が数多くある。

当時はオートキャンプが大流行。私の愛車、ランクル80にマウンテンバイクを積んでの

この旅は、年に一度来る夏休みには恒例のスタイルとなっていたのである。

そしていつもリパークする場所は決まっていた。

<小野川湖の『庄助キャンプ場』>であった。このキャンプ場は、民間で経営されてお

り、<民宿:庄助>が小野川湖の湖畔を管理していた。

 

お盆休みを利用して、ここには多くのキャンパー達で賑わう。

私は湖の岸ギリギリにいつもテントを張った。それは他の人影をあまり見ることなく、

静かな湖面を見るため、そして心を落ち着かせるこの光景を独り占めにしたかったの

だ。それは5年続いた中で、一度たりともそのエリアから外れたことはなかった。

今も思い出すと、<タープの紐を張った木々が変わったことはなかったな>と不思議な

気持ちでいる。

遠く静岡からかなり距離を走ってくるので、きっと小野川湖の主(神)は、その私にそん

な贈り物をしてくれたに違いないと、今も頑なに信じている。

 

さて私のキャンプの手法、それは一切バーベーキューなどはしない。

大きな牛肉の塊りを入れたビーフシチューと硬いフランスパン。それにバーボンウィス

キーの『ジャックダニエル』を愛飲したものだ。

このキャンプ場は直火が許されていたので、炭を使った。

ほろ酔い気分とメラメラ燃える炭火は、夜になると途端に涼しくなるこの湖畔には丁度

良い熱が身体を温める。

その残り火で、私は持参してきたコーヒー生豆を焙煎した。

それは明朝に飲むためのコーヒーの仕込みだったのである。

そしていつもBGMは、アントニオ・カルロス・ジョビンボサノヴァであった。

 

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翌朝6時過ぎ、一艘のボートを借りて静かなる湖面を走り出す。

オールが水をかき分ける「チャポーン…」という音だけが聞こえてくる。

やがて、ある小島に上陸する。

昨夜焙煎したコーヒーは、この冷涼な温度の中で新鮮さを保ちながら熟成されている。

それをガリガリとコーヒーミルで挽き、持参してきた陶器のコーヒーカップで飲む。

しばらくすると、野鳥の声と共に朝焼けに真っ赤に染まる磐梯山が朝霧が晴れた中で

くっきりとその姿を現す。

 

私はそのなんとも言えない光景の中で、ただひたすらに芳醇な香りのコーヒーを

味わっていたのだ。    ~続く~

 

 

この体験談は「そろそろ本物のコーヒーと出会いませんか」の『入門編』『上級編』に

著述してありますので、どうか皆様方ご一読くださり、真のスローライフとは何かを

模索してくださいますと本当に嬉しい限りです。

 

 

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あと今紹介しました湖群の他に「雄国沼」があります。

雄国山の頂上にあるこの沼ですが、湖のように大きな規模でして、また尾瀬に行ったよ

うな錯覚さえ覚える素晴らしい眺望を見ることができます。

 

今日のブログの最後に申し上げるのは、磐梯山の噴火によってせき止められたこの地は

多くの湖や沼・池を形成してきました。

以前私の住んでいた隣県の山梨県にもそれに似た自然の姿があります。

それが『富士五湖』を中心とする『富士、箱根、伊豆国立公園』ですね。

緯度の差により植物の形態はこの裏磐梯を含む『磐梯朝日国立公園』と微妙な違いがあ

ります。

皆さまもぜひその対比の面白さを体感してみてはいかがでしょうか。

 

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それでは次の更新まで  ごきげんよう  メイ