mei_megumi’s blog

私の世界観、スローライフの薦め

118回目の更新の土曜日。爽やかな5月の空気が我が部屋に柔らかく入り込んでいます。

季節感をいつも感じる人間でありたい。足元で一生懸命に物を運んでいる蟻の行列を最近見たことがありますでしょうか?

 

昨日は所用で喜多方市へと行ってきましたが、その道中に新たな自撮りをして多くの

素材を撮りためたという収穫がありました。

とても素晴らしいお天気で、5月の風は私のカーディガンをそよそよとなびかせてくれ

ています。いろいろな場所に移動するたび、なぜか心ずウキウキ、そして穏やかになっ

ていくことを感じていました。

そういう心の状態は、写真やビデオにしっかりと残るんですね。

表情や動作に顕著に表れます。

カメラというのは、その節々の心の感情をそのままの状態で正直に撮ってくれるから、

本当に素敵な笑顔、伸び伸びとした姿勢が大切だなっと感じています。

 

f:id:mei_megumi:20190525075406j:plain

 

私の場合、写真作品はたいへん手間をかけておりまして、スマートフォンで写真をパチ

リ! そしてそのままSNSに投稿するということはしません。

よく聞くのですが「インスタ映え」というのは何なのかなぁ?と思う時がありまして、

私は心のこもった作品づくりということを主眼に置いています。

 

これが皆様のうち、どなたかの心を癒すことができれば本当に嬉しい限り!

だから手間をかけることを惜しまないんです。

 

さて「会津紀行」の続きです。前回に続き会津美里町の記述です。

 

会津紀行」 第5話  その③

美里とは三つの故郷を一緒にした美しい里と名付けたもの。ここに人の美しき言葉が誕生したのである。

 

会津盆地のほぼ中央部は田園地帯である。米処(会津米)本領発揮の地なのだ。

四方を山々に囲まれているから、良質な水が豊富にある。

またこの広々と平野のような平地には、燦燦と太陽の光がまんべんなく作物に届く。

だからこそ、この上ない会津米というブランドが生まれるのだ。

集落はブロックごとにまとまっていて、それが点々と佇んでいる。

周りを水田に囲まれているから、イメージとすれば水の中に島々があるみたいだ。

私はこれを『水田アイランド』と呼んでいる。

 

面白い地名がある。

<字(あざ)一軒家> と <字二軒屋>である。

そこの集落に訪れるとどちらとも一軒、二軒ではない。十数棟で構成されている。

こういった地名の由来は、昔からの古書にきっと書いてあるに違いない。

例えば、当時は本当に一軒しかなかったとか、二軒だけだったとか。

田舎の面白さは、そういった地名の意味は何だったのかということだ。

私は機会があればその語源を調べてみたいものである。


さてこの会津三里町には、由緒ある神社仏閣が多い。

野口英世の母、シカが信仰していた『中田観世音』は有名であり、また会津

ころり三観音『伊佐須美神社』は、観光バスを連ねて一年中参拝に来る人で賑わいを

見せている。

 

予断だが、ユーチューブで公開した『会津の度~前編~』にその伊佐須美神社の桜並木

と白鳥の姿をビデオとして記録している。ぜひ機会があれば視聴していただきたい。

 

youtu.be


磐梯山が日の入りと共に、先ほどまで赤みを帯びていたが今はパープルにその山肌を
変えている。

この薄暮の後は夜のとばりが始まる。今夜あたりは満月が拝めるであろう。

今ヘッドライトをつけ始めたクルマの列が目の中を通過したが。私の今いる所より

遥かに遠くに見えている。直線距離にして、3km先であろう。

だからエンジン音やタイヤから発するロードノイズも聞こえない。

静かな時間だけがこの広大な水田地帯にあるだけだ。

この広々とした中では、自分がちっぽけな人間だとよーく分かる。

だが空を見上げ、そしてその空のもっと上の方から私へのメッセージが聞こえてきやし

ないかと、耳をそばだてる。

自分の五感と直観力を最大に使って自分へのそのメッセージを聞くことだけに集中できる。

それがこの場所、会津美里町なのである。

 

今鳥たちの群れが一丸となって巣へと戻っていく。

そしてカエルたちの合唱が聞こえ始めた。

 

続く…

 

f:id:mei_megumi:20190525080642j:plain

 

上記のショートストーリーのように、現代社会はストレスが充満しています。

そういう状況の中で、ある人は精神疾患を抱え込んでしまいます。

この私自身も「パニック症候群」となり、5年の治療を続けました。

現在は完治しておりますが、時に過去の嫌なことがフラッシュバックとして蘇ったりし

ます。そういう時は深呼吸をして落ち着いた心に戻していきます。

ただ並大抵ではなかなかその辛かった記憶はなくなりません。だからこそ「今の自分の

姿」は「全てうまくいっている!」と言い続けてポジティブなイメージとその選択をして

いるのです。

誠のスローライフとは、そうした平穏な心を取り戻すことにあります。

 

それでは次の更新まで ごきげんよう  メイ