135回目の更新は少し遅れてしまいました。なぜって? 奥会津への取材と撮影の旅に行っていたからです。
昨日は滅多に見ることができない只見線の列車を、駅のホームで触れるほど間近に見ることができ、大感激! そんな三島町の紀行文を本日より連載。
JR只見線は以前にもこのブログで記述した通り、渓谷と只見川に沿うように走る列車は
多くの鉄道ファン、カメラマンたちを魅了し続けています。彼らはここぞとばかりに素
晴らしい撮影スポットを熟知しています。そして写真のどの作品も素晴らしいものばか
り。キハという列車が大自然の風景写真に動きという入魂そのものです。
三島町の紀行文に入る前にいつものようにポートレートをどうぞ。
それでは「会津紀行」の再開です。
「会津紀行」 第9話 ~その①~
日本の原風景がここにある。人も自然も私の心に溶け込んでくる、なんと穏やかな所であろうか…
柳津町と金山町に挟まれているのが「三島町~みしままち」である。
只見川を沿うようにこの町は存在する。
いわゆる水の都といでいうのだろうか。
富士山の100年前の湧水が湧き出ていて、この市も「水の都」という異名があるのだ。
ここ三島町と、静岡県の三島市。同じ三島であり、また私の生まれ故郷は静岡県の御殿
場市。この御殿場という地名が喜多方市の塩川にある「御殿場公園」、そして西会津町
の奥川地区にある「小山~こやま」という地名は、私の故郷の御殿場市の隣に小山町(お
やまちょうと読む)
こういうように、会津と我が故郷の静岡県と同じ地名があることは不思議ではある。
「水の都」としてこの三島町、そして三島市はまったく同じ感覚がする。
只見川の川霧は幻想的な景色へと変貌させる。
私はその霧の中に身を置いてみた。
心の浄化というのか、その白い霧はまるで私の邪気を吸い込んでくれて清らかな心へと
変えてくれるような気がした。
正に「水の都」の代名詞がピッタリと当てはまるのだった。
さて私はその「からんころん」へ2日連続で立ち寄らせていただきました。
そこでのコーヒーの風味は、この町の人たちの心のおもてなしでした。
そして多くのお話をいただき三島町を更に深く知るきっかけとなったのです。
出会いとは偶然ではありません。
自分が求めている時に、それと似たもの、関連したものを引き寄せます。
だから感謝の心をもちその場所、そして人々とのふれあいを大事にしていくのです。
億劫がって、または自分自身に自信がなくて臆病になっていたら良い機会とは無縁。
どうか皆さんも積極的に前をむいてくださいね。
昨日は川霧が発生した幻想的な只見川を見ました。
実は隣町の「妖精館」という美術館に立ち寄ったのですが、どうやらこの2つの現象は
何やら妖精たちが私にその幻~幻想的な世界を見よと誘われたのかもしれません。
不思議な、不思議なしっとりと雨の降る静寂と幻惑を垣間見た感じだったのです。
次回はそうした妖艶な三島町をご紹介いたしましょう。
それでは次の更新まで ごきげんよう メイ♪