136回目の更新です。辺りの山々は新緑からもっと深い「深緑」。雨に濡れて更に鮮やかなミドリです。
体調を崩し、上の瞼が腫れてしまいしばらくはメイとメグミには変身できません。こういう時があるからこそ写真を撮りだめているのです。
西日本各地では、大雨の災害が発生しているとか…。テレビを持たない私は昨日地元の
温泉施設へ行って温泉療法で身体を休め、そこの休憩室で初めてそのニュースで知りま
した。日本は南北に長い地形でして、偏西風により西から東へと天候が変わっていきま
す。西日本が雨ということは、しばらくすると東北地方を含めた東日本が雨になるとい
う順番ですよね。
その雨の影響で、只見川の水面温度が上昇して霧となりました。無風ですのでそれはフ
ワフワと川面上にただ漂っているだけでした。
実は正直に申しますと、この町の見どころがよく分からずなかなかペンが進みませんで
した。それで思い切って実行したのが三島町観光協会へのダイレクト取材でありまし
た。なにしろこの恰好ですので大変勇気のいることですが、仕事の制服と割り切りそし
て開き直りと言うのか、堂々と自分をさらけ出したのが良き情報を得られたという結果
になりました。
その良さを知るには人に聞いてみるべし。
とっても大切なことだと思いました、億劫がったりチャンスを逃してはいけませんね。
「会津紀行」 第9話 ~その②~
日本の原風景がここにある。人も自然も私の心に溶け込んでくる、なんと穏やかな所であろうか…
会津桐…
会津の恵まれた自然環境で、桐の木はすくすくと育つ。
私はその木に抱きついてみた。脈々と幹に流る鼓動を感じ取った。
やがて彼らは私たちの生活に、家具として調度品やまた日用品として生まれ変わってい
く。世界で2番目に軽い木。確か一番軽いのはバルサであったか…。
桐材というのは建築家の私としても憧れの素材であった。
吸湿・放湿に優れ、桐ダンスというのは衣類を守るために大変理にかなっている素材
だ。これを建材に活かそうではないか…。
ところが高価格のためなかなか手が出ないのは事実ではある。
今回の三島町の旅では、そうした桐の製品を数々見てきた。そこには秀でた職人芸の
技が光っている。
寸分の狂いもない精巧な造り。面取り加工の素晴らしさと特筆に値する。
柔らかく軽い素材だからこそ、絶対にごまかしのできない数々のディテールにただ感心
するばかりであった。
三島町にはそうした桐の加工場や製作所が数多くある。
構造材としてのヒノキやスギ・マツ・ヒバ材とは違い、デリケートで繊細な桐は目に
優しく、そして心に優しくその存在を問いかけているのである。
続く…
今回は三島町の桐について執筆いたしましたが、次回は桐ではなくて「霧」
只見川のロマンティックでありながらも幻想的なその川面の様子を多くの写真と共に
お伝えしたいと思います。
そしてその次は、あの有名な歌手○レ○・○ンと三島町との間にとても素敵な関係が
合ったことも、お伝えしたいと思います。
それでは次の更新まで ごきげんよう メイ♪