いつ、いかなる時でも安らぎを求める。そんなドラマはあなた自身が作り上げるのですね。節目の240回目の更新です。
人生においての旅というのは、必ずしや有名、かつ観光地へ行くことを指しません。身近にある現象に心を触れてみる…「心の旅」なんですね。
今日のテーマは「心の旅」
行く先々でつまづいたり転んだりと、人が生きていく中でいろいろな障壁にぶつかりま
す。もちろん心を揺り動かすような驚きや、大きさに関係なく喜び・愉しみなどの経験
も豊かに訪れてきます。
前回のブログでも申し上げましたように、そういった楽しさの思い出は早く過ぎ去って
しまい、残されたものは苦悩であるとか不安めいたものが、心に多くウエイトを占めて
います。ですがいち早くそういう困難を乗り切るという、心の強さが求められます。
解決ができたら自分自身を誉めてあげましょう。そして自分を癒すことですね。
私はここ福島県に来て、そろそろ6年目を迎えました。と、言うか正確な年月を数えた
訳ではありません。人生の後半に突入して、もうそういう年を数えたり、〇〇記念日な
どというのにも興味を持たなくなりました。
それは我が人生にもう必要がないからでして、それよりも大切なことは「今がどうある
べきか、どう考えそしてそれに従って生きているのか」という高い意識レベルで生きて
いるからですね。
蓄積された人生の経験は、頭脳の中にデーターとして保管し、その都度必要があれば頭
の引き出しから引っ張り出して活用しています。
作家ではなく、建築家として世を見るならば「本当に建築物とは時代の潮流に合わせて
いるなあ」と感じます。いわゆる流行というものですが、建築デザイン、色彩に至って
はファッション界共々に目まぐるしく変わります。そして建築設備に至っては日本のト
ップ技術を駆使するものであり、世界に誇っていいでしょう。
建築家は総合学習の集大成として存在します。すなわち、物理・化学・生物学という化
学分野、構造計算に代表されるような数学的知見、そして言語学しかり…。
最終的には美術を含んだ芸術的感性をも持ち合わせなくてはなりません。
建築家はそして研ぎ澄まされた五感が要求されます。
光と影・音(音楽を含む)・色・触覚・風のささやき・海の波の音・町の喧騒・自然の姿
人の交流・そして我が心のデザイン…その全ては「心の旅」から始まっていきます。
人生の旅を続けていますと、ふと自分の弱さに気付くことがあります。
それは誰しもが同じこと。ただ思わぬ困難や苦悩に遭遇したときに、何の対処もしない
まま、その場を逃げ出したくなります。それは「恐怖 (恐れ) 」という感情があるからで
すね。
一難去ってまた一難
この繰り返しがトラウマのように心を縛り付けているのです。だからネガティブな感情
が日々の思考の中にいつもやってきます。
そういう元気のない時こそ、明るく笑うことができるよう気分転換を図ることが良いで
しょう。例えばそんなに遠くへ行かなくても、身近にちょっとした自分のフィーリング
に合う場所は誰でもがあるかと思います。
そこへ出掛けてほんの数分でもいい。思いっきりその場所の空気を吸い込むだけで、心
は穏やかになっていくことでしょう。
私はこれを「気分転換地。私だけのモチベーションエリア」と呼んでいます。
「心の旅」
それはあなたの人生を豊かにして、魂の成長を助ける旅でもあります。
一度しかないこの世の人生で、あなたが本当の自分を見つけ出す発見の旅でもありま
す。あなたが必要だからこそ、あなたはこの世に生まれてきました。
必要でなかったら、この世には生まれてこなかったでしょう。
だから自分を大いに認めて、そして自信を持って毎日を歩いてください。
毎日が「心の旅」なのですから。
今日は280回目の節目ということで、一週間かけて創ったポートレートやショートスト
ーリーの数々を多く載せました。従いまして連載小説はお休みです。
皆様方の健やかな心の在り方をお祈りして。今日はこのポートレートでお別れです。
それでは次の更新まで ごきげんよう メイ♪